こんにちは、ユアサ矯正歯科です
矯正治療が終わると、歯並びがきれいになり「これで一安心！」と思われる方も多いのではないでしょうか。でも実は、矯正治療は“装置を外して終わり”ではありません。
矯正治療には“見えない続き”があることをご存じでしょうか？
それが「後戻り（あともどり）」です。
今回は、治療後に起こる「後戻り」と、その予防法についてご紹介します。
■ 後戻りってなに？
矯正治療で歯を動かしても、歯は「元の位置に戻ろうとする力」を持っています。
この現象が「後戻り（リラプス）」です。
特に治療直後は、歯を支えている骨や歯ぐきがまだ安定していないため、時間とともに歯が元の位置に戻ろうとする力が働き、何もしないと徐々に歯が動いてしまうことがあります。
◆ なぜ後戻りが起こるの？
後戻りにはさまざまな原因がありますが、代表的なものは以下の通りです。
・ 歯を支える骨や組織の安定に時間がかかるため
・ 舌や唇、頬の癖（無意識の力）による影響
・ 噛み合わせのバランスが崩れている場合
・ 保定装置（リテーナー）を正しく使用していない
◆ 後戻りを防ぐためには？
整えた歯並びを長く維持するためには、以下のポイントがとても大切です。
1. 保定装置（リテーナー）の使用を続ける
矯正治療が終わった後は、リテーナーと呼ばれる保定装置を使って、歯の位置を安定させる期間が必要です。この期間をおろそかにすると、歯は後戻りしやすくなります。
当院では患者様ごとに最適な保定方法をご提案し、定期的にチェックも行っています。
2. 舌やお口周りの癖を見直しましょう
・舌で前歯を押す
・唇をかむ
・頬づえをつく などの癖があると、歯並びに悪影響を与えることがあります。
必要に応じてMFT（口腔筋機能療法）を行うこともあります。
3. 定期的なチェックを受ける
治療終了後も定期的に通院していただくことで、歯の状態やリテーナーの不具合を早期に確認できます。
小さな変化も見逃さず、歯並びを守ることができます。
矯正治療のゴールは「装置を外すこと」ではなく、「きれいな歯並びを長く保つこと」です。整えた歯並びを長く維持するためには、保定がとても重要なステップです。
当院では、リテーナーの使い方やケア方法も丁寧にご説明し、治療後のサポートにも力を入れています。
「治療が終わってからが、本当のスタート」
そんな気持ちで、一緒にきれいな歯並びを守っていきましょう
ユアサ矯正歯科では、矯正装置が外れた後の保定期間も丁寧にサポートしています。
何か不安なことがあれば、いつでもお気軽にご相談ください
