
前歯の凸凹だけが気になる、1部分だけの突出や反対咬合などが部分矯正で治療できる可能性があります。

部分的な治療は、気になる部分のみ治したい、治療期間は短くしたい、費用を抑えたいといった場合に向いていると思います。 部分矯正を行う際には、通常の矯正治療と同様に歯周疾患をコントロールする必要があります。歯周組織に炎症がある状態で歯に力を加えた場合、歯周組織に大きなダメージを与えることになります。また歯を支える骨の量が少なかったり、歯肉に適度の量と厚みがないと、歯肉退縮といったリスクが伴います。 部分矯正を行う際には、目的とした部分の歯のみを移動させ、それ以外の部分は移動させないための配慮が必要です。そのためマルチブラケット装置だけではなく、補助的な装置が必要とされる場合があります。 また、場合によっては全顎的な治療よりも難しくなる場合もありますので、 部分矯正が可能か、そして適切かどうかの判断が必要となります。 部分矯正治療では適応できる条件があり まずひとつが、奥歯のかみ合わせが悪くないこと 二つ目が凸凹や隙間があってもそれが1部分のみでその他の部位には比較的問題が少ない場合です。奥歯のかみ合わせにズレがある場合、凸凹を改善した場合には出っ歯になったり受け口になってしまうといった可能性があります。そして奥歯のかみ合わせにズレがあり、凸凹や隙間が1部分以上だと部分矯正では困難となりますので全顎的な矯正治療が適応となります。しかし、治療可能な条件を満たしていれば、部分矯正治療では表側はもちろん、裏側やマウスピースといった矯正装置も使用することが可能です。

部分矯正が可能かどうかの条件は厳しいかもしれませんが、可能な条件を満たしているのであれば、患者さんにとってはメリットは多いので、治療の選択肢の一つのになるのではないでしょうか。 ユアサ矯正歯科 湯浅壽大 https://yuasa-orthodontics.com/clinic.html
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監修者:湯浅 壽大
歯科医師・歯学博士(D.D.S., Ph.D.)
日本矯正歯科学会認定医|北海道矯正歯科学会・日本舌側矯正歯科学会 会員
2002年に北海道医療大学歯学部を卒業後、同大学大学院歯学研究科で専門性を深める。
2013年に開業して以来、矯正治療を専門に、噛み合わせや見た目の調和を重視した歯科治療を提供。
学会や勉強会に積極的に参加し、最新の矯正技術も取り入れて治療にあたっています。
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