矯正治療中の食事と歯みがきについて

矯正装置がお口の中に装着されると、食事に関していくつか注意しなくてはいけない点があります。   1:食べ方について 固定式の矯正装置は簡単に外れたりしないように装着されますが、それでも食事の面では患者さんのある程度の協力は必要となります。 矯正装置が前歯に装着されている場合、前歯で噛みちぎるような食べ方は避ける必要があります。 硬い食べ物(例:煎餅など)を食べるときは小さく砕いてから奥歯で噛むようにする必要があります。 2:注意しなければいけない食べ物 引っかかりやすいもの(繊維質のものや麺類) 繊維質の食べ物は奥歯や前歯の装置に引っかかりやすいです。 また、麺類なども装置に絡まりやすいです。 粘着性のある食べ物(ガム、キャラメル、餅など)はなるべく控える必要があります。 くっつきやすいものは歯磨きで落としづらく、虫歯の原因なったり、装置が外れてしまう原因になります。 そのほか、矯正装置を調整した日から数日間は歯が移動する際の違和感や痛みが生じることがあります。その場合は比較的柔らかい食べ物を摂取するほうが負担は少ないと思います。 そして食事をした後は口腔内をきれいにする必要があります。固定式の装置が装着されていると自浄作用は低下するため、歯科疾患にかかりやすい環境にあるといえます。そのため患者さんにはこちらが指導した口腔清掃方法を実践してもらうといった協力が必要です。特に低年齢の患者さんな場合には、親御さんの協力も必要となります。


また、歯ブラシ以外の清掃補助具についても積極的に使用していただく必要があります


  食事をした後は、可能な限り歯ブラシをしていただきたいのですが、それが難しい場合、水や洗口液でうがいをして少しでも汚れを落とすのが望ましいでしょう。 1日に一度は丁寧に歯磨きを行う必要もあります。矯正装置の周囲は特に汚れがたまりやすくなります。必ず鏡を見ながら歯磨きをするのが望ましいです。   以上のように食事に関する注意があったり、歯磨きの工夫は必要となるのですが、それほど難しいことではありません。食べ物も絶対これを食べてはいけないといううものはなく、注意して食べてくださいね、といったレベルと考えてももらっていいと思います。 歯磨きに関しては治療前、治療中にブラッシング指導など行いこちらも口腔内の衛生状態を管理していきます。矯正治療で来院した際には口腔内の衛生状態もチェックしていますので、 もし日常の歯磨きで足りない部分があると判断した場合にはその都度、ブラッシングの方法などを再度指導していき、歯科疾患のリスクをコントロールしていますので(もちろん患者さんの普段の歯磨きの協力は大事ですが)あまり心配せずとも大丈夫です。 ユアサ矯正歯科 湯浅壽大 https://yuasa-orthodontics.com/clinic.html  

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監修者:湯浅 壽大
歯科医師・歯学博士(D.D.S., Ph.D.)
日本矯正歯科学会認定医|北海道矯正歯科学会・日本舌側矯正歯科学会 会員

2002年に北海道医療大学歯学部を卒業後、同大学大学院歯学研究科で専門性を深める。
2013年に開業して以来、矯正治療を専門に、噛み合わせや見た目の調和を重視した歯科治療を提供。
学会や勉強会に積極的に参加し、最新の矯正技術も取り入れて治療にあたっています。

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