こんにちは、ユアサ矯正歯科です。 矯正治療を始めるにあたって、「歯根吸収（しこんきゅうしゅう）」という言葉を耳にしたことはありませんか？これは、歯の根っこが少しずつ短くなる現象のことで、矯正治療中に起こることがあります。
歯根吸収はなぜ起こる？
歯を動かす際には、歯の周囲の骨が少しずつ変化する「リモデリング」という反応が起こります。その過程で、ごくまれに歯根の先端が吸収されることがあります。吸収は通常ごく軽度で、機能に大きな影響を与えることはほとんどありません。
クリニックでの対策
矯正治療を安全に行うためには、以下のような対策が取られています。
- 適切な力で歯を動かす：強すぎる力は歯根に負担をかけるため、矯正では弱い力でゆっくり動かすことが大切です。
- 定期的なレントゲン撮影：治療中には定期的にレントゲンを撮影し、歯根の状態をチェックしています。
- リスクの高い場合は治療計画を調整：すでに歯根が短い歯や、吸収が確認された場合は、治療の進め方を慎重に調整します。
特にリスクが高いと考えられる患者様には、丁寧な説明のうえで対応しています。
過度に心配しなくて大丈夫です
「歯根が短くなったら歯が抜けるのでは…」と心配になる方もいるかもしれませんが、ご安心ください。吸収の程度が軽度であれば、歯の寿命や機能には大きな影響はありません。むしろ歯並びや噛み合わせが改善されることで、全体として歯にかかる負担が減り、健康的になることが多いのです。
ご不安なことがあれば、どんなことでもお気軽にご相談ください。
