Medical assistance 治療内容

Close

マウスピース型矯正治療

この矯正治療では、透明なマウスピース型矯正装置(インビザライン®)を交換しながら少しずつ歯を移動させます。
矯正治療でよく用いられる金属製の装置を取り付けることはありません。
装置によるストレスを軽減しながら、目立たずに矯正治療を進められる方法です。

>>薬機法において承認されていない医療機器について

Recommended forこんな方におすすめ

人前に出る機会が多い方

営業職や接客業・モデル・講師業などの、人と対面する機会の多いお仕事の方でも矯正治療を採り入れることができます。
透明なマウスピース装置によって、外観を気にせず治療を受けていただけます。

目立つ装置を避けたい方

ギラギラと目立ってしまう装置を避けたい方におすすめです。
近距離でも装着中の様子はわかりづらく、金属製の装置と比べてもごく自然な見た目です。

いつものように食事を楽しみたい方

金属製の装置では硬い食べ物・ねばり気の強い食べ物などを控える必要がありますが、マウスピース型の装置で在れば食事中の取り外しが可能です。
治療期間中でも十分に食事が楽しめます。

痛みが苦手な方

マウスピース型矯正装置は歯に弱い力をかけながら徐々に移動させる仕組みです。
従来の金属製装置と比べると痛みは少なく、またワイヤー等によって口内を傷つけることもありません。

金属アレルギーをお持ちの方

マウスピースは樹脂製プラスチックを用いた素材のため、アレルギー反応が発生しません。
従来の金属製装置が使えない方でも安心してお使いいただけます。

マウスピース型矯正装置の
メリットとデメリット

従来の金属製装置(メタルブラケット)を使った治療に比べ、世界100か国以上で導入実績のあるマウスピース型矯正装置(インビザライン®)では4つのメリットがあります。

マウスピース型矯正装置の
メリット

見た目が薄く透明で目立たない

マウスピース型矯正装置(インビザライン®)は厚さ0.5mm程度の薄さで、装着している様子がほとんどわかりません。
そのためお話する時の違和感も少なく、気兼ねなく笑顔ができ、ごく自然な見た目のままで矯正治療を進められます。

いつでも取り外しができる

他の装置と異なり、自由に取り外しができるのでいつも通りに食事ができます。
歯のケアを行う際もマウスピースを外したうえで行うので、装置が邪魔になる場面を少なくしながら治療が可能です。

通院回数を抑えた治療が可能

専用のシステムを用いた歯型採取によって、あらかじめ治療終了までのマウスピースの作製が可能になりました。通院回数も4~8週間に1回程度で収めることができ、他の矯正治療に比べるとスケジュールの余裕をもった治療ができます。

3Dスキャンを用いたムダの少ない治療

マウスピース型矯正装置では、専用スキャナー「iTero」を用いて歯型を取ります。従来のシリコンを使った歯型取りよりもスムーズに、負担を最小限に抑えながら採取できます。
データ化した歯型は米国の製作会社にインターネットで送信してマウスピースを作製します。
多くのデータと照合しながら最適な型のマウスピースを作るので、幅広い症例に対応した治療が可能です。

ただし、以下のデメリットにも注意が必要です。治療の開始前に必ずご確認ください。

マウスピース型矯正装置の
デメリット

  • 01.食事や歯磨き・そのほか運動時などの場合で取り外す必要がある

    マウスピースが破損するリスク、また紛失する可能性もあります。

  • 02.装着時間や歯の状態によっては、治療期間が長引く可能性がある

    日常生活のケアや装着時間など、患者様のご協力が必要です。

  • 03.歯の状態や永久歯の数によって、適応できないケースがある

    極度に歯並びが悪い・重度の歯周病など、治療の導入が難しいケースがあります。

Treatment flowマウスピース型矯正装置の治療の流れ

カウンセリング(無料)

治療情報を正しく伝えるため、初回カウンセリングは無料としております。
お口の状態について検診を行うとともに、マウスピース型矯正装置(インビザライン®)について治療方法や料金・期間などのご説明、また各種ご相談もお受けいたします。
実際に矯正治療を進めるかどうかの参考となさってください。

精密検査~治療計画の作成(有料)

より詳しい治療計画を作るため、レントゲン撮影やデジタルスキャン等によって歯列を採取します。 おおよその治療期間や治療終了後のイメージなどをお伝えするために、採取から治療計画のご説明まで 約1~2週間程度のお時間を頂きます。

治療計画のご説明

精密検査の結果をもとに、治療内容と期間・費用についてご説明します。 治療過程における歯の動きや治療後の歯列イメージをご確認いただけます。 ここまでの内容と費用にご同意いただければ、矯正治療を進めてまいります。

装置の到着・治療開始

完成したマウスピースをお渡しし、治療開始となります。毎日の食事や歯磨きなどを除いて、基本的には約20時間以上は装着し続 けていただく事になります。 初回の通院ではマウスピースの着脱方法やお手入れの仕方など、くわしく説明いたしますのでご安心ください。 ※マウスピースの故障・紛失、そのほか歯の不調が生じた場合は必ず当院にお越しください。

定期検診・マウスピースの交換

定期健診のたびに治療状況を確認、日常生活での使用状況ついてもヒアリングいたします。 通常、4~8週間ごとに定期検診を受けていただき、新しいマウスピースをお渡しする流れとなります。 歯の状態をチェックしながら、適切な方法で治療を進めていただきます。

矯正終了~保定期間

症例によって、約1~3年程度で矯正期間が終了となります。歯並びが整ったら、約6カ月~2年程度の保定期間に入ります。 一定期間にわたり保定装置を装着して、完全に歯列が固定されるよう調整します。 ※患者様の状況によって一連の治療にかかる期間は異なります。

保定ができれば、
矯正治療の終了です!

About backtrackingマウスピース型矯正治療における
後戻りについて

歯列矯正治療において「保定」は非常に大切な治療です。
この治療を怠ってしまうと、せっかく綺麗に整った歯が後戻りして、乱れてしまう危険性があります。
マウスピースを使った矯正治療の前に、必ずご確認ください。

後戻りの原因とは

矯正装置によって移動させたばかりの歯は、少し不安定な状態になります。
元の歯並びに戻るために移動しようと動き続けてしまうために後戻りが生じてしまうのです。
そのためリテーナーという保定装置を使って、歯を支える骨に定着した状態に整える期間が必要となるのです。

リテーナー(保定装置)について

リテーナーは歯並びを定着させるために使用します。取り外し可能なタイプもあり、基本的な使い方はマウスピースと大差ありません。
基本的にはマウスピース型矯正装置(インビザライン®)とほぼ同期間のあいだ取り付けることになりますが、歯の定着が見られる場合にはリテーナーを付ける時間の調節も可能です。
いずれにせよ、リテーナーを使った保定は非常に大切な治療の一環です。

Treatment flowマウスピースを使った矯正が
できないケース

多くの症例に対応できるマウスピース型矯正装置(インビザライン®)ですが、一部治療が向いていないケースもあります。
その場合でも当院では最適な治療方法についてご提案いたしますので、お気軽にご相談いただければ幸いです。

1

永久歯が生え揃う直前のお子さま

混合歯列期の後期(乳歯もあるが、永久歯が半数以上萌出している時期)の場合では、基本的に永久歯がある程度生えそろった段階まで待ってからの治療になります。

2

重度の歯周病

マウスピース矯正に限らず、歯周病の症状が重い方の場合では、治療途中で歯の動揺が強くなったり、場合によっては抜け落ちてしまう危険性があるため、矯正治療の導入はできません。
矯正治療の前に歯周病の完治が推奨されます。

3

治療への協力が得られない場合

マウスピース型矯正装置(インビザライン®)は複数のマウスピースをご自身で交換しながら治療を進めるため、患者様の治療への協力度に大きく左右されます。
治療への協力度が低いと判断された場合は別の治療方法を推奨するケースがあります。

4

その他

不正咬合の状態、歯の移動量、噛む力が強いケース、顎関節症などの症状によってマウスピースによる矯正治療が難しいケースがあります。
この場合は別の治療方法が推奨される場合があり ます。

アソアライナー®について

当院ではインビザライン®に加えて、アソアライナーというマウスピース型矯正装置を導入しております。
こちらは適応症例が「奥歯の嚙み合わせに問題のない前歯部の矯正」と「後戻り治療」に限られていますが、段階ごとに対応した精度の高いマウスピースを作製でき、誤差の少ない精度を重視した治療を行うことができます。

※ 上記の装置は完成物薬機法対象外の矯正装置であり医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。